タ イ 北 部 と ベ ト ナ ム を 巡 る 42 |
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1.ムイネーの海岸通りからサイゴンへのバス 昨夜おじさんに「明日のチェックアウトは6時30分頃でお願いします。パスポートがないと帰れないから」と言っておいたら6時頃に部屋まで持ってきてくれた。ちゃんと覚えていてくれたようだ。 ![]() ![]() ガタガタ道をバッグを引いて大通りへと歩く。この路地には食堂が何軒もあるがこの時間でも営業していた。欧米系かロシア人の滞在者が多い地区なので、メニューもバラエティーに富んでいる。 バスが停まってくれる筈のこの場所でシンカフェのバスを待った。バス停の標識があるわけでもないし、スイスビレッジの斜め前の場所。本当にここでいいのだろうか。簡単にOKしてくれたが少し不安だ。オープンツアーバスなのでバス停などあるわけも ![]() ![]() 10時15分にQL1A沿いにある休憩所に着いた。『Trạm Dừng Chân Đại Phú』REST STOP と書いてある。駐車場の真ん中に牛のオブジェが2頭置かれている。店内にも bò sữa の看板が吊るしてあったので何か牧場とか経営しているのだろうか。 2.デタム通りのシン・ツーリスト前で降りた 休憩所を出ると、しばらくして高速道路に入った。4車線で路肩をしっかり1車線分とってある。クラクションを頻繁に鳴らしていたバスも、ここでは静かに走る。2区からトンネルを潜りデタム通りへ。 ![]() ![]() 今回の宿泊はコンクイン通りになっている。夜間の到着だと知っているホテルにするのだが、昼間だから探すのに多少時間がかかっても大丈夫だろうと思って初めての宿にした。 案の定、アゴダの地図はいい加減だ。暑い中あちこち聞きながら探して1kmも離れた場所で見つけた。CO-OPの辺りから探し始め、グエンチャイ通りの裏通りまでくまなく歩いた。 ![]() ![]() どうしても見つからない場合は如何にするかと言えば、タクシーとかバイクに乗って探してもらえば良い。なぜこうなるかと言えば、誰もが知っているような有名ホテルでないからなのだ。 1時間たっぷりかかってやっと見つけた宿は、この旅で一番さみしい古い宿。冷蔵庫も付いていなかった。ホーチミン市の市街地にある安宿はどこも建物が古いからあまり清潔な感じはしない。やはり郊外に限る。 3.ホーチミン市街地ぶらり歩き やれやれで13時20分頃にチェックインした。エアコンをつけてしばらく休憩だ。小さい窓の外はビルの壁しか見えない。ムイネーとのギャップが大き過ぎるようだ。ここはタイビン市場のすぐ近く Cống Quỳnh 通りに面していて、バックパッカーの聖地になっている Phạm Ngũ Lão 通りやBùi Viện 通りにも近い。 ![]() ![]() そんな地域なのだが、バスの便も良く安宿が多いのでつい来てしまう。 なるべくこの辺りは避けたいので Cô Bắc の方に泊まった事もあるが、環境が少し違うだけで部屋は変わらなかった。それでも長期滞在しようとすればこの辺りになってしまう。私はバンコクでもカオサン地区には絶対に泊まらないこだわりがある。 2時間位して街歩きに出かける事にした。先ずチャンフンダオ通りまで出る。この通りは車道の外側に街路樹のベルトとバイクが通れる狭い補助道がある。ゴミなど落ちていないきれいな通りだ。
ハムギー通りはビジネス街でオフィスビルが多い。その中で特に目立っているのが、超高層ビルの『Bitexco Tower』だ。地上68階のこのビルはホーチミン市のランドマークとして、またこの国の発展を象徴しているかのようだ。 4.旧市場を通ってニューラン(Như Lan)でブンとシントー Tôn Thất Đạm 通りの旧市場をぶらっと覗いてみる。ここはトタン屋根の店がビルの前に並んでいる。元々この通りの車道部分が店になっているようなので、撤去命令が出れば一斉になくなってしまいそうだ。 ![]() ![]() 旧市場はベンタイン市場などと違って観光客はいないから、素朴な感じの商品が並んでいる。その中でもやはり野菜や果物など生鮮物主体に売られているようだ。日用品から調味料、缶ビールまで何でも揃っている。ビルに囲まれた場所なので店内が暗くなり、昼間からでも懐かしいオレンジ色の電球が光っている。 そんな中で目立って見えたのは荷車と自転車をくっつけた販売車。そのノンラー(Nón lá)のおばさんが売っていた物はお粥のようだった。 ![]() ![]() すぐ近くのニューランに行った。ベーカリーなので主にパンとか加工肉類などを売る店なのだろうが、食堂の方とていつも客が多く、安心できるで私は時々ここで食事をする。 店員は何人もいてあちこち動きまわっているのだが、店内でエリア別の担当がいるのか座っていても注文を聞いてくれない。手を挙げていると、年配の店主のような方が店員に注文を聞くよう指示した。 私は、『Bún riêu cua』(ブン ズィウ ・クア)、『Sinh tố bơ 』(シントー・ボー)、を注文した ![]() ![]() 『Như Lan』はいつ来ても繁盛していて忙しそうだが、店員はイヤイヤ仕事をしているようにしか見えない。 この後グエンフェ通りを少し歩いてみた。あんなに広い通りだったのに、中央を広場にしてしまって歩行者用となった。そこに歴史的な写真を掲示し、その前には花が置かれている。 5.サイゴン川沿いの波止場からドンコイ通りへ サイゴン川に沿った公園はナイトクルーズ船や対岸とのフェリー乗り場だった。夕方になると電飾キラキラのクルーズ船が何隻も着岸してお客を呼び込んでいたのだが、この時間なのに全くそんな気配がない。 ![]() ![]() そんな事でこのクルーズ船乗り場もブンタウ行き高速船乗り場もどこかへ移転してしまったのだろうか。 そんな事を考えながら4区の方を見ると、あのクルーズ船が2隻停泊しているのが見えた。従来のこの乗り場も時間がくれば一斉に入ってくるので何とも言えないのだが。 4区に架かるカンホイ橋からこの公園までのプロムナードはカップルの溜り場だった。再開発されてもっときれいな場所になるのだろうか。 マジェスティックホテルの角からドンコイ通りに入った。国営デパートが移転したと言う『Lucky PLAZA』だが、3階まである建物が真新しく建っていた。レロイ通りの角にあった店は、1階で宝石・貴金属とか高額な商品ばかり販売していたが、売り場 ![]() ![]() 日本企業ではイオンのショッピングセンターが出来たり、高島屋の店舗や三越イセタンが計画を進めているようなので増えそうだ。 レロイ通りに来ると地下鉄工事の現場に大きな掲示がされている。VIETNAM-JAPAN の文字に、JICA、SHIMIZU-MAEDA とも書かれている。日本もこの工事に参加していると言う事だ。ホーチミン市はバスの便がとても充実していて地下鉄など必要ないようにも思うが、将来の環境を考えるとバスやバイクは減らす方向にあるのだろう。 ここまで歩いて来るとすっかり暗くなってしまった。ホーチミン像がライトアップされ金色に光って見えた。グエンフェ通りには大勢の人たちが夕涼みにやって来た。 Topへ 前へ ◀ ▶ 次へ |
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