タ イ 北 部 と ベ ト ナ ム を 巡 る 19 |
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1.近くのBigCショッピングモールへ ホテルから10分程歩くと、大通りに面した向かい側にBigCが見えてくる。ただ宿泊しているホテルがある場所が、大きなアイランド状態になっていて、北側には広い主要国道が走っているし南側も6車線の大通りになっている。BigCへ行くにはこの大通りを ![]() ![]() 地元の人たちは車かバイクで生活しているから、歩いて横断している人は殆ど見かけない。ただBigCの前だけには、殆ど消えているが薄っすらと横断歩道が見える。そして向こう側に渡ってしまえば、トゥクトゥクやバイクタクシーが待機しているし、ソンテオの乗り場もある。そんな事で、しばらくここで生活して慣れればそう不便でないのかも知れない。 BigCの2階にあるフードランドは広くてきれいだ。ランパーンのSCより全体的な規模も大きく専門店の数も多い。ここでは『ソムタム』を注文した。その時、唐辛子を控えめにしてもらうよう言っておいた。いっぱい入れられたら大変だ。 ![]() ![]() 東北地方は降水量が少なく、土地は痩せていてあまり作物が育たない。そんな事でタイでは貧しい地域だと言われている。ラオスとの文化の共通点も多いこの地方は昆虫食もごく普通だ。今やバンコクでもイサーン料理は一般的になっているが、この地方出身の人が故郷に思いを馳せながら食べるソムタムは、彼らにとって唯一のソウルフードだろう。 私はソムタムを作るのをずっと眺めていた。イサーン料理の代表格のものだが調理はいたって簡 ![]() ![]() 青パパイヤとニンジンが主材料でトマト、インゲンも入れた。そこにピーナツをのせて、ライムを絞ると出来上がり。パパイヤを削っている女性はしばらく同じ作業をし、香辛料の男性とは分業している。 イサーンでは特に沢ガニの入ったものを好んで食べるようだが、これは寄生虫が怖い。私はシンプルなソムタムを注文しているが、厳密にはクロックに前の人の沢ガニが付いていたら同じ事になる危険もありそうだ。 タイではよくこのクロックで香辛料を潰したり混ぜたりする。この器具はどの家庭にもある必需品だ。まな板が無くてもクロックはある。ソムタムの注文は多いようで、私の注文の前にも何人かの分を作っていた。 唐辛子は少なめになっているが甘味が強く、味が濃い。もっとさっぱりした味のを食べたかった。 ![]() ![]() これはアイスクリームに豆類とナタデココ、フルーツが入っている。 私が初めてタイに来た頃は、このようなフルーツと豆類に氷を掛けたデザートとか、あの甘いアイスコーヒーにハマってしまっていた。ベトナムのチェーを食べるようになってからは、この種の食べ物はベトナムになった。まだ11時過ぎでフードコートに客は少なくゆっくりできた。 2.大通りの街路樹には大きな果実が ショッピングモールを出ると、やはり歩道を歩いている人は少ない。駐車場の方はすでに車でいっぱいだ。客は車の他に、すぐ近くまでやって来るソンテオやバイクタクシーなどを使って来ているようだ。 ![]() ![]() 大通りの街路樹を見ながらTATに向って歩いた。街路樹と言ってもやたらと大きな果実をつけている木がある。美味しくないのだろうか。誰ももぎ取っていかないみたいだ。小豆島にはオリーブを街路樹にした通りがたくさんあり、秋の収穫期には、たわわに実ったオリーブに南欧の風情を感じる事ができる。ここでは南国のきれいな花とジャックフルーツのような実をつける大木だ。 この6車線もある広い道路をしばらく歩いていると、通りに面して古いタイ風建築を感じさせる高床式住居があった。屋根はスレートになっていて周りの外壁も傷んでいたが、歴史を感じさせるかなり趣のある家だ。 道路が狭くなったところで市街地の方へと向かう。しばらく歩くと踏切があった。 ![]() ![]() 明日はスコータイ遺跡を巡る予定なので、TAT(Tourism Authority of Thailand)で何らかの情報を得たい。 地球の歩き方の地図とスマホのGPSを駆使して歩いているのだが、やっとここまでここまで来れた。踏切を渡ると右側に大きな市場が見えて、どんどん車が入って行く。 3.駅から歩いてTATを探し、明日の情報収集 この辺りからは商店街で道が複雑になってきた。1階部分がアーケードのようになったビル。そのビルの一角に国旗と黄色い旗が見えた。『TAT 』と『i』の看板が出ている。チョッと分かり難いが、ここだと駅からならそう遠くない。 中は小さなオフィスだった。声をかけると奥から小柄なおばさんが出てきた。 ![]() ![]() それと明日のスコータイ行きの情報。それはボーコーソーからのバスの便についてだ。するとバスはたくさん出ているようで、歴史公園へ直接行けるバスもあると言う事だ。スコータイの遺跡の見取り図や仏像の解説など資料をたくさん貰った。やはり観光案内所は旅人には本当に役に立つ。 TATで貰った市内バスのルートを少しだけ記入してみた。1番は市内循環で2種類ありNo.1は外回り、No.11は内回りになっている。どのルートも学校や病院が書かれていて、生活の足として使われているのが分かる。
TATからナーン川へ行ってみた。黄土色でとてもきれいとは言えない水だがかなりの水量である。この乾季にこれだけの流れがあれば水上家屋など本当にあったように思えない。ナイトマーケットになる川辺のプロムナードは ![]() ![]() 2棟並んだ大きな屋内市場に入ってみた。白熱灯と蛍光灯に照らされた商品がくっきり浮かび上がっていた。まだ客の多い時間帯ではなさそうだが、しっかり準備が整っているようだ。タイではよく見かける風景、おばさんが商品と一緒に陳列台にあぐらをかいて座っている。 駅は私の休憩所も兼ねている。木のベンチに座って、旅人や通学生を見ながらプラットホームの鉦の音を聞く。何ともノスタルジックな場所なのだ。カンカン、カンカン、カン。14時5分にチェンマイ行きが入線して来た。駅員が車両の屋根に上がり給水が行われる。しばらくして緑の旗が振られ、カンカンカン、鉦が3回鳴って14時15分に出発して行った。大きな音の出るスピーカーもあるのに、なぜか鉦は健在だ。スピーカーは構内放送に使い、鉦は信号機のような役割をする。ここではプラットホームは低く線路よりチョッと高い程度だから、列車の車輪や車体が大きく見えて迫力がある。 駅からは線路沿いを歩いて、国道12号線に出た後、ボーコーソーまで歩いた。今日はピッサヌロークの市街地を外回りにぐるっと一周したようだ。私はどこへ行っても街歩きをするから、その町の様子や通りの風景をよく覚えている。 4.夜の街をぶらっと歩いてみる チョッと疲れたし、夕食には早いので一旦ホテルに戻る事にした。部屋が涼しくなったところで、貰った地図や資料を見ながら明日のスコータイ遺跡の仏像と風景に思いを馳せる。 ![]() ![]() 食事も終えたところで、散歩がてらBigCまで歩いて行く。大通りを渡る手前には、屋台が並んでいたり、客がいっぱいいる食堂があった。昼間と夜の街はかなり変化する。これらの店の方が美味しそうに見えた。 BigCに入りぶらぶら店内を歩いた後は、食品売り場でカットフルーツとバナナのカップケーキ(6個入り22B)を買った。『見切り』の時間帯で客も多く賑わっていた。 ![]() ![]() ホテルで早速、買ったフルーツを食べてみた。グァバのつもりだったのに、青いマンゴーみたいで美味しくない。こちらではフルーツにごく一般的な調味料(塩、砂糖、唐辛子入り)をかけて食べるのだが、それでも苦手な味だ、酸味が強く渋い。ベトナムのバスの休憩所で食べた味と同じだった。あの時は、まる1個に切り目を入れてあって、同じ調味料が添えられていた。二度と買わないように注意しよう。 Topへ 前へ ◀ ▶ 次へ |
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