タ イ 北 部 と ベ ト ナ ム を 巡 る 11 |
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1.グリーンバスでチェンラーイからランパーンへ 9時15分頃にホテルをチェックアウトし、バスターミナルへ向かった。 9時30分には着いて、グリーンバスの切符売り場で並んで待った。次のランパーン行きは9時50分でそのチケット(137B)が買えた。今日は何とも順調だ。 ![]() ![]() トイレのピクトグラムには『男衛生間のトイレ』中国語と日本語を兼ねたような表示があった。これだとどちらの人も理解できる表現だ。ただ『の』を除いた方がいいと思う。 9時40分にバスが入ってきた。このバスも始発ではなく『LAMPANGーNGAOーPHAYAOーGOLDEN TRIANGLE』と表示されているのでかなり長距離になっている。 ![]() ![]() パヤオからは徐々に深い山道に入って行く。景色も冬枯れになっていて、木々は葉を落とし地面に緑色は少ない。全体的にはベージュっぽく映る。道端で何やら得体のしれないような物を売っている店があった。カーブが続き、傾斜はより大きくなる。このベンツのバスでも楽には走っていないようだ。 山道を抜けると検問所があった。警察官が乗り込んできて身分証をチェックする。私も慌ててパスポートを取り出した。トランクルームを開けて荷物もチェックしていた。峠に入る関所のようだ。 2.ランパーンは交通の要衝だ ランパーンには14時20分頃に着いた。大きなバスターミナルで待合所のイスもほぼ埋まっている。ここランパーンは国道1号線と11号線が交差する交通の要衝になっていて、首都バンコクと北部地方を結ぶ大動脈が走っている。1号線はチェンラーイ、メ ![]() ![]() ランパーンはチェンマイ王朝より古い時代に栄えた古都だ。チーク材の生産地、集散地として発展した町でもある。そんな歴史ある町なのだが、私は列車でチェンマイに行く途中、この駅で買ったソーセージがスパイシーで美味しかった、それ位のイメージしか持っていない。 そんな交通の要衝にあるターミナルなのだが、バス各社の窓口が並んでいるコーナーを覗いてみると、全てがタイ語表記になっていて数字しか読めない。観光地や大きな町にはアルファベットが併記されているが、この町に外国人観光客は少ないのだろう ![]() ![]() ターミナルを出るとやたら暑いと思った。北部から南下してくると気温が上がるのは分かるが、それにしても暑さがかなり違うのだ。同じような時期にタイ北部の町・チェンコーンでは夜寒くて震えた事があった。 国道1号線(AH2)のうんざりするような広い道路を渡る前に、先ず食事をする事にした。向かうのはすぐ横にあるBigCのフードコートだ。 注文したものは、野菜たっぷりのクイティアオ。店内は涼しくて、食べた後は動く気にもならない。 3.歩いて国道沿いのホテルへ 本線の他に2車線の側道が付いている国道なんてとても渡れない。バイクを睨みながらすり抜けて行くのとはチョッと違う。それでも、このBigCのすぐ前には陸橋があった。ホテルがあるのは向い側、国道沿いだ。 ![]() ![]() 側道の端を歩いて目的のホテルB2を探す。地図では国道のすぐ傍になっているのだが見つからない。住宅地の方へ入って行くと路地の先にあった。国道側からは入れないようになっていた。 ここは日本のビジネスホテルのようなものだ。新しい建物ではないが、落ち着いた雰囲気のする清潔な部屋だった。Wi-Fiの電波は良好で特に問題はなかった。 ただ、安さで選んでいるからツインルームになっている。8階まであり私は304号室だ。窓からは辺りの住宅しか見えない。 1時間ばかり涼しい風に吹かれて休憩した。 4.旧市街には花馬車が走っている ホテルを出て、国道に沿って歩いて行くと、テスコ・ロータスがあり、その向い側には大きなセントラル・プラザがあった。こんな狭い地域に4か所ものショッピングセンターがあって大丈夫なのか心配してしまう。 ![]() ![]() テスコの近くにある陸橋を渡り、旧市街地への通りを探した。 通り名が『THANON TIPAWAN』、国道1号線からこの道に入り旧市街地の中心部を目指して歩く。ワン川が近づいた交差点までやって来るとその家並が見えてきた。 チーク材で栄えたランパーンに残る古風な建物はチーク・ハウスと呼ばれているそうだ。すぐ近くを流れているワン川もチーク材の運搬に使われたのだろう。鉄道もそのために早くから敷設されたそうだ。タイの象たちが活躍していたのも窺い知れる。 さてこの通りを歩いてホテルの方へ戻るのだが、地図を見ながらランドマークの時計塔を目指して歩いて行く事にした。 ![]() ![]() マラッカのトライショーのように派手にいっぱい飾り付けたものではない。左右の筒に花をさしてある程度だが、これが花馬車と呼ばれているのだ。 こうやって歩いている内にも何台かが通り過ぎて行った。辺りは薄暗くなってきているのに未だ走っているのだ。 時計塔があるロータリーまで来ると、すっかり暗くなった。ライトアップされた時計塔が白く光っていた。 Topへ 前へ ◀ ▶ 次へ |
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