タ イ 北 部 と ベ ト ナ ム を 巡 る 22 |
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1.ピッサヌロークからはバスでナコンサワンへ 毎朝眺める、裏庭で遊ぶ鳥たち。今日もしばらくの間、ホテルの窓から裏庭を眺めていた。ここ数日で鳥たちの行動の原則が少し分かってきた。順序があるのだ。最初は、雄鶏と雌鶏4羽が枯草の辺りで何かを啄ばんでいる。彼が早朝けたたましく啼くあの ![]() ![]() そんな裏庭の風景が、毎日同じような順序で繰り返されているのだった。私は鳥たちの行動原則を突き止めたが、これ位で学術論文にする訳にはいかない。 8時30分頃にチェックアウトした。また来てくださいと名刺をくれた。Wi-Fiは時々繋がりにくい時もあったが、部屋もきれいで概ね対応の良いホテルだった。外に出るとかなり蒸し暑く、少し霞んでいて太陽が見えない。バッグを引きながらボーコーソーへ歩いて行く。 ![]() ![]() バスに乗り込むと、運転席の後ろに仕切りがありドアになっている。停車中にはエアコンの冷気が外に逃げないよう閉められているのだ。近くの男の子に聞いてみたら座席はフリーらしい。 バスは9時35分に発車した。 平坦な地形、見慣れたタイの田園地帯を走って行く。退屈な風景が続いているが、道路沿いには果物や何か焼いたもの等を売るパラソルの店が点在していた。ガソリンスタンドも良い間隔に置かれてていて、その多くはコン ![]() ![]() 渥美俊一先生は当時、国道沿いのフリースタンディング店舗は将来潰れてしまうだろうと言っておられたが、コンビニはその中に入っていないようだ。 途中、ピチット・バスターミナルには10時20分に着いた。ピチットはスコータイ王朝の時代に栄えた、歴史ある町のようだが、今では小さな田舎町だ。あまり乗り降りのないままバスは発車し、目的地ナコンサワンには12時に到着した。 バスターミナルは地図で見ていた通りの場所だった。大通りからはU字型になっていて、どちらにも出られる便利な構造だが、出入り口は狭い。プラットホームの周りはぐるり食堂街になっている。あまりきれいな店は無さそうで、食事時なのに人影はまばらだ。 2.ナコンサワン・バスターミナルの売店には名物の”もち”が山積み ナコンサワンの次は『シンブリー』に行こうと思っていたので、窓口でシンブリー行きのバスがあるか尋ねてみた。どうも言葉が十分通じないようで、どの窓口でも教えてもらえない。こんな時はタイでの旅の難易度を感じる。ベトナムだと地名が大体読めるのだが、タイ語 ![]() ![]() ![]() ![]() そんなに人気がある物なら私も買ってみようと思い選んだのは、ココナツとタロイモ餡の『もち』だ。これが本当のもちなら美味しいと思うのだが。 3.ホテルにチェックインしてビッグCへ バスターミナルの外に出てみると、すぐ前に黄色のソンテオが停まっていた。ピッサヌロークの番号制から、今度は行き先を色分けしている。 ![]() ![]() 対岸にあるマクドナルドの方へ渡りたいのだが、片側5~6車線もある国道1号線はおいそれとは横断できそうもない。 国道からホテルのある通り、その角に『DUNLOP』の大きな看板のかかった店がある。この看板を目印にしよう。入った道は泥が多く埃っぽくいし道幅も狭く、バッグがバウンドして何とも曳き難い。 そんな道でも食べ物屋台や食堂が何軒かある。 ![]() ![]() 部屋は清潔で全体にきれいなホテルだ。すぐエアコンをつけて休憩した。もう14時、冷蔵庫の水は飲んだがお腹が空いている。早く食事に行こう。 国道に出ると、道路脇にテントの食堂らしき店があった。テーブルが何台か置かれカラフルなプラスチック椅子が並ぶ。私の得 ![]() ![]() BigCに入ると、すぐデザートやスナック類の屋台風コーナーになっていて、美味しそうなものが売られている。タイではすっかりポピュラーになった寿司もある。 その奥は広いフードコートになっていて、テーブルがずらり並び、黄緑色の椅子が鮮やかだ。早速、端からメニューを見ながら美味しそうなものを探して歩く。すると忙しそうな、よく売れているコーナーがあった。惣菜がバットにいっぱい並んでいる、ぶっかけ飯(カオゲーン)のプレートだ。適当に指さしで注文したのがこのご飯。野菜を多くして肉と卵を加えた。 4.町の中心部にある大きな池の周りを歩いてみた さてナコンサワンの地名は『天国の町』と言う意味らしいのだ。市街地でいる限りそんな雰囲気は感じられないが、生活者にとって魅力的な町なのかも知れない。 さて、食事も終えたところで近くの公園を散策する事にした。さっきBigCに入る前に、国道から大きな龍のオブジェが見えていた。他にも気になったのが、山の上にある寺院と仏像だ。寺院は2つの山にあり、一方は仏塔とアンテナがいっぱい立っている山、もう一方には黄金に輝く仏像があった。 ![]() ![]() この湖に沿って歩いて行くと、道路と湖との間には塀があって途中から中に入れないようになっている。何とも厄介な造りだ。それでも開いているドアのような入り口を見つけた。湖は長細い形をした大きいため池のようだ。周囲には水際を通る散歩道が整備されていた。中央部に小さな島があって橋が架かっている。日差しは強く暑いが、取りあえず島に渡ってみた。芝生のチョッとした運動公園のようになっていて、父と男の子がボールで遊んでいた。さて対岸への橋を探していると砦のような場所に階段がある。そこを登ると変な構造になっていて、結局は戻らないと仕方ないようだった。せっかく登ってみたが橋には出られな ![]() ![]() 橋を渡ると広い道路になっていて時折り歩いている人にも出会った。一周してみようと思っていたが、今日は1/3くらい歩いたようだ。龍の入り口まで戻って来た。 再び涼しいBigCへ行ってみようと陸橋を渡っていると、中央分離帯の中に時計塔のようなものが見えた。時刻と気温が表示されているのだが、現在の気温37℃になっていた。昼間は猛烈に暑かったが、何とこんな夕方なのに37度もあるのか。ピッサヌロークでは、ナコンサワンのような川に囲まれて大きな湖がいっぱいある町はかなり涼しいだろうと思っていたのだが、かなり期待とは違っていた。 ![]() ![]() フードコートに入りフルーツたっぷりのかき氷を食べた。殆どがフルーツと豆類、氷はチョッとしかのっていないが、タイではこのデザートがとても美味しい。ここではショッピングセンターへは涼しさを求めてやって来る人が多いようだが、アメリカだとガードマンもいて安全な場所と言う認識ではないだろうか。 店に入る車も多いようで、入口付近はかなり混んでいた。ここからはホテルまで国道脇を歩いて帰る。ホテルのある通りに入ると、あちこちの店に灯りが点いていて、屋台も出てソーセージやイカを焼いていた。 5.名物の『もち』を食べてみるとやはり饅頭だった 疲れた。タブレットから流れる音楽を聞きながら、しばらく休んだ。私は最近の旅で、ホテルのテレビを全く見なくなった。以前はドラマやニュースなど見ていたが、ニュースはネットで十分だし音楽もyoutubeで聞いている。 ![]() ![]() ![]() ![]() おおざっぱな予定ができたので、ホテル予約サイトで検索してみた。ロッブリーは街の中心地にある『Net Hotel』にした。バンコクはこの前、パヤタイで泊まって嫌な目にあったので、今回はチャオプラヤー川を渡ったトンブリーの『King Royal 2』にした。ここは以前も宿泊しているので、辺りの勝手がよく分かっている。両方共にAgoda を使ったが、ロッブリーの方はBookingが間に入っているようでクレジット決済ができなかった。Hotels はポイントが10ポイントで1泊が無料になるサービスがある。その1泊はと言えば、それまでの平均価格が上限になっている。 Topへ 前へ ◀ ▶ 次へ |
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