タ イ 北 部 と ベ ト ナ ム を 巡 る  
ターペー門のナイトマーケットは大混雑
タイ  4   3月13日(日)
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1.清真寺(イスラム教モスク)の通りでカオ・ソーイ

次の目的地をどこにするか考えていた。メーホーンソーンに行けば近くにカレン族の村が3か所あるようなのだ。チェンマイからだと1日4本のバスで8時間30分かかり、1日1本のバスは7時間30分だ。経由地が違うバスが2路線ある。パーイに寄っても良いし。ガイドブックやネットを見ながら思いを巡らせてみたが、結局、何か面倒になった。よし、もうチェンラーイにしよう。チェンラーイからだとメーサローンとかチェンセーンなど未だ行った事がない場所がある。何たって明日の事だ。
Agoda で『B2 Night Bazaar Chiang Rai 』を4泊確定しておいた。

もう一度美味しいカオ・ソーイが食べたくなって、今度は清真寺のある通り(Soi Charoen Prathet 1)へ行く事にした。ここには『カオ・ソーイ・イスラーム』がある。

このホテルのある通り(Ratchawong Rd.)は仏具の店が多いようで、ホテルを出た辺りには道路の両側に仏具店が並んでいる。日本の仏具屋との違いは、販売用の仏像をいっぱい陳列している事だ。仏像の大きさはいろいろ揃えている。 日本ではこんな黄金の仏像は売っていないし、このような店は仏像より仏壇を売る。
他に店頭で目立つように陳列しているのが『かご盛り』だ。安いものをできるだけ立派に見せるのが技術だが、ここではPETボトルの水が入っていた。さすがにそれはダメだろうと思うが。他に仏具やお供え物もいっぱい揃っている。

ナイトバザールの通りから清真寺の通りへ。イスラム教モスクのこの通り(Charoen Prathet 1)はムスリムの雰囲気がたっぷりだ。この大きなビルがモスクで、屋上には尖塔が立っている。隣にムスリムの学校もあるようだ。
道端でテント販売の準備をしている女性はヒジャブを被っている。お昼前にこの通りにやって来たのだが、パラソルを立てて何やら物売りも始めたようだ。勿論、肉はマトンとチキンだ。

お目当ての『カオ・ソーイ・イスラーム』は休業日になっていた。それで仕方なく、近くにある同じようなカオ・ソーイの店『KHAO SOY FUENG FAH』で食べる事にした。この通りにはハラル食堂もある。
メニューはと見ると、チキンがメインとなるがマトンもあった。カオ・ソーイはビーフとチキンが選べるようだ。店のおばさんはヒジャブを被ったムスリムだ。
私はカオ・ソーイとご飯を注文した。氷の入ったコップを持ってきてくれた。テーブルにはジャーがありその水を注ぐようになっている。

カオ・ソーイは小さな楕円形のお皿で出てきた。ココナッツミルクの入ったこってりカレースープだ。どの店も同じように揚げた麺をトッピングしてある。この量がここでの規格になっているのだろうか、かなり少ない。タイの人が日本の大盛りラーメンを注文したらその量に腰を抜かしそうだ。
私とすればラーメンのようにすすり込みたいところだが、この量じゃできない。揚げた麺が載っている位だから食べ方も違う筈だ。ベトナムのフォーにライムは必須だが、ここではライムとエシャロットは使わない。

11時40分頃になり少しづつ客が増えてきた。食べているメニューは様々で、カオ・ソーイは少ない。

清真寺の通りからCharoen Prathet Rd に出ると警官が交通取り締まりをやっていた。当事者は大変だけど見ている方はかなり面白い。しばらく様子を見ていると、バイクがヘルメットを被っているかどうかのようだ。注意されている人はかなり多く、どんどん掴まっていく。


2.昼間はひっそりとしたナイトバザールの通り

ナイトバザールの通りはひっそりしていた。この真昼の暑い時間帯は外に出る人も少ないようだ。ここで使用される屋台のような販売台は毎日倉庫から出しては仕舞っている。初めてチェンマイに来た時のホテルが、この通りの近くにあって夕方準備をするのを眺めていた事があった。
車輪の付いた販売台をピン川の方の路地から大通りへ次々に押してくるのだ。毎日こんな作業は大変だとは思ったが、それでも昼間は撤去させられるのだろう。パイプ式のようなものは所々に残されている。


今日は日曜だからターペー門のナイトマーケットの方にかなり客を奪われそうだ。同じような物を売っているから、毎日やっているこのナイトバザールより、日曜だけのターペー門の方に移動してしまうだろう。
12時30分頃になりチョッと涼もうと思い、マクドナルドに入った。フロートのコーヒーを飲みながらしばらく休憩する。ここも店内は閑散としている。日曜のせいか大通りの車も殆ど走っていない。


この後、ピン川沿いの市場へ行ってみた。もうすっかり見慣れた商品群。バイヤーに戻ったような気分になる。

私の好きな『サイウア』はチェンマイソーセージとも呼ばれていて、ハーブがたくさん入った爽やかな味だ。ぐるぐる巻かれていて独特の売り方をしている。店によれば分量で切り分けてくれるが、この市場はどうなのだろう。
『ケープムー』は豚の皮を油で揚げたもの。サクサクしていてスナック菓子のようなものだ。
シーズンでもない」ドリアンを山積みして中身が見えるよう切込みを入れてある。ドリアンは買ってもここで食べるしかない。私はまずいとは思っていないが、旅番組を見ていると顔をしかめる人がいる。臭豆腐もそうだ。タレントはのたうち回るが、役者だから本当かどうか分からない。私は普通に食べる事ができる。


3.大混雑しているターペー門のナイトマーケット

4時頃になり一旦ホテルに戻った。暑い中あちこち歩いて疲れたので、ベッドに横になるとうたた寝してしまった。気が付けば何と7時頃にもなっていた。

ホテルの向かい側にある食堂へ行った。奥の方に向かってたくさんテーブルが並んでいる店で、客数は多い。この辺りは下町エリアなのでゲストハウスもいくらかありそうだ。
私はバミーを注文した。さつま揚げのような具がいっぱい入ったのが出てきた。店内の奥には地面に仏壇が置いてあって『五福臨門』と書いてある。線香やお茶、お供え物が祀ってあった。

せっかく日曜日なのでターペー門のナイトマーケットへ行ってみる事にした。
ターペー通りへ出て、そのまま真っすぐに歩けば良いのだが、歩いていると何か雰囲気が違うのだ。暗いと言う事もあるが、どうも景色がターペー通りと違う。ターペー通りは車は後ろから来て門の方へ走って行くのに、こちらに向かって前から走って来る。それに寺院がいっぱいある筈なのにどこにも見えない。

まだ寝ぼけたまま歩いていたようで、一本手前のチャーンモーイ通りを歩いていた。お堀に出て後ターペー門へ行ってみると、
モーン族のおばさんはカエルの置物をゲロゲロ鳴らしながら売り歩いている筈なのに、どうも今日は感じが違う。
回すとピカピカ光る駒のようなおもちゃを売っているではないか。もうあのゲロゲロでは売れないのだろうか。かってこの辺りやナイトバザールではあのゲロゲロの音を聞かない事は無かったのに。

ターペー門の中に入ると、もの凄く混雑していた。以前来た時は、こんなラッシュアワーのような混み方はしていなかった。中国の旅行客でも増えたのだろうか。
そんな場所で、可愛い女の子が路上ミュージシャンをやっていた。ギターとバイオリンなのだが、場所は少し離れていた。可愛い顔をしていると得をする。いくらかお金も集まったのではないだろうか。


いろいろ売れてはいるようだが、やはり食べ物が一番人気があるようだ。ソムタムに麺類、揚げ物、など。POPにキティーちゃんがついているのは何なのだろう。黄色い美味しそうなマンゴー果実に、カットされてパックに入ったもの、ボトルに入ったマンゴージュースは20バーツととても安い。

ボールにカラフルな糸を巻いた、日本にもある手鞠があった。このようなマーケットでは気に入った物が見つかればサッと買った方がいいのだろうか。あまりしっかり考えると面白くなくなりそうだ。

まだまだナイトマーケットは終わらないが、私はもうホテルへ帰る。ターペー通りはまだ車も人通りもあったが、ホテルの方へ曲がると薄暗くてひっそりしていた。
コンビニで買い物をして帰った。ドリンクヨーグルト、豆乳飲料、それにパンだ。





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タイの仏具屋は仏像を重点的に販売している。前に並んでいるのは日本にもある仏事用かご盛り。



この清真寺の通りは『HALAL STREET HILAL TOWN』と書かれたゲートがある。



ターペー通りは中華風のお祭りのようだ。大きな屋台の前後に車や人の行列が。



もうすっかり見慣れた市場の商品だが、うまく陳列してある。



日曜日の夜、このターペー門の向こう側はナイトマーケットで混み合っている。



旧市街のラーチャダムヌーン通りはナイトマーケットでこの混みよう。



ナイトマーケットの混雑している路上のミュージシャンはギター。



ナイトマーケットの混雑している路上のミュージシャンはバイオリン。
ギターとバイオリン、どちらの箱にお金を入れますか。