8 春川明洞でマックッスを食べる 市外ターミナルへはほんの2,3分の距離にあるこの旅館、朝は便利だ。8時30分に宿を出た。 春川(チュンチョン)行きの切符を買うと、9時発のを渡してくれた。プラットホームの3番にチュンチョン・ホンチョンのバスが停まっていた。このバスかどうか尋ねてみたら、どうも違うらしい。9時発は直行便なのだろうか。5番ホームで待てと言われた。程なくしてバスが入線してきた。フロントには春川としか書いていない。10人位の客がいた。でもこのバス何と優等(ウドン)の車両だ。普通に乗ると一般の1.5倍はする。 原州インターから高速道路に乗った。猛スピードで突っ走る。天気は曇り、気温は高めだ。昨夜もオンドルがよく効いてて暖かかった。床は立っていられない程熱いのだ。それで窓を少し開けて寝た。 ![]() 春川までのこの道路も、かなり深い山の中を通っているようだ。周囲に平地は無く傾斜地ばかりだ。果樹栽培らしき農家の集落が所々に点在している。この時期、辺りはやはりセピア色の世界だ。 高速道路を下りて春川市内に入ると、バス停で客を降ろしながら市外ターミナルへ向かっている。 春川市外バスターミナルは、移転し新しくなってきれいだ。横にEマートがくっついている。 待合所の窓際に観光案内所を見つけた。春川近辺の地図と観光ガイドブックを貰う。案内嬢は凄く丁寧な話し方をする人だ。日本語も少し話せそうだ。 ムンベマウルへの行き方を尋ねた。50か50−1に乗れば、そのまま九曲の滝まで行けるそうだ。予定では、江村から先は山道だから歩くつもりだった。バスでそのまま麓まで行けるとは嬉しい。その市内バスはどこまででも一律1100Wらしいのだ。 ドラマ『簡易駅』の新南駅の事も聞いてみた。見た事はあるらしいが、それ以上は無理だ。話が複雑になってくると、携帯電話で日本語が堪能な方と繋いでくれた。いろいろと情報をいただいた。 ![]() この春川の雰囲気が何か変なのだ。人も車も多い。騒がしい。イメージと違っていた。そうだ、以前に来た時はソルラルの真っ只中だったのだ。車も殆ど走っていないし、静かだった。 南春川駅で降りたら、駅の前には古びた倒れそうな家が何軒かあった。そのイメージだったのだ。 今日は違う、やたらと活気がある。騒がしい普通の韓国の街だった。 交差点に警察署があり、そこを左へまっすぐ歩く。昔の市外ターミナルの近くまで来ると、モテルや旅館の建物が多くなってきた。この辺りで泊ってもいいのだが、何かと不便なようだ。 やはり明洞近くが良さそう。その先に鋭角に曲がっていて、市庁方面の案内が出ている。ここは見覚えがあった。市庁方へ歩けば明洞のロータリーへ出られる。 明洞より少し手前、中央市場辺りまで来たので、そろそろ宿を探す事にした。 坂を上った所にあるアパート風の宿に行ってみた。いい感じなのだが、誰もいない。大声で呼んでみる。この時間帯はアジュマも自分の生活があるのだろう。 今度は中央路まで戻り市場の反対側を探した。すると、ちょっと入り込んだ場所に一軒見つけた。聞いてみると部屋はある。2万Wだ。ここで良いと思った。地下街の入り口にも近い所にある。バス停も近い。 早速、荷物を置いて出かける。 ![]() 右手のダッカルビ横丁へ入った。マックッスを食べようと思っている。ずらっと並んだカルビ店、殆どどの店も客が入っていない。かなり不景気なのか。目が合うとすぐ手招きされる。 適当に店に入った。アジュマはカルビを食べてくれると期待している。でもマックッスを注文した。ダッカルビも一緒にどうだ、みたいにかなりしつこい。 マックッスはそば粉で作るが、日本のそばと違って弾力がある。ゴム紐のように伸びそうだ。私はピビンネンミョンとの違いがよく分からない。味的には同じようなものだと思っている。 アジュマは麺をハサミで切った後も傍を離れない。しっかり混ぜて食べるよう言っている。そして何度もダッカルビも一緒にとどうかと言うのだが。 ![]() 駅跡地は土が盛られていて建物は見当たらない。この場所から移動するのか。 今日から再び寒くなるようで、遠くの山は雪で白く霞んでいるみたいでもある。 右側へずっと歩くと練炭工場があり湖へ出る小道が見えた。その道に入った途端、ドンドン窓をたたく音がした。見ると、白い枠の大きなガラス窓、中には下着姿の女性が。清涼里駅裏のあの通りと同じなんだ。 手を振って、要らないと言って立ち去った。この田舎町にこんなものまであるとは、驚いた。 ![]() ”春川満喫ツアー”のバスが停まっていた。日本人のツアー客だ。運転手はこの寒さにも関わらず背広姿でバスの前に立って客を見守っている。ツアー客はと言えば、いつまでもカメラを手に撮影に余念がない。 その向こうへ歩くと、大きな銅像が水の中に建っていた。昭陽河処女碑とガイドブックに出ている。 夕暮れの昭陽河で、戻らぬ人を待ち続けた若き乙女の物語みたいだ。ボタンを押したら曲が流れてきた。哀愁を感じさせる曲だ。キム・テヒさんが歌う。 明洞の方へ帰る途中、左側の小高い丘にタルトンネが見えた。ドラマのシーンにでも出てきそうな集落だ。かなりの急傾斜地に無数の建物が寄り添って建っている。 ![]() 明洞に着き、明日のバス停をチェックする。時刻表は貰っていた。 夕食には少し早い。今、午後4時半。中央市場を散策する。規模はそんなに大きくはないが、通りが何本かあって寝具、衣料品まで売っている。ぶらぶら歩きしていて、またあの餅を買ってしまった。ミニストップでコーン茶を買って、一旦宿へ帰る事にした。 驚いたのだが、このミニストップかなり増えている。ファミリーマートに次いでよく見かける。 オンドルで体を温めた後、夕食に向った。今夜は近くの店でテンジャンチゲ.。 ピリピリ辛い濃いスープをすすって、今日も一日を終えた。 9 九曲の滝からムンベマウルへ 7時に起床し、TVで天気予報を見る。ソルラル(旧正月)に向って気温が下がりそうだ。日本は雨で、今は暖かいみたいだ。 ![]() 少し歩いた所のバス停で50番バスを待つ。9時20分頃バスが来た。あまり乗っていない。 途中から登山服姿の中年の方がたくさん乗り込んできた。ムンベマウルなのか、どこへ行くんだろう。 バスは市外ターミナルから山の中を通って、衣岩湖を渡り、猛スピードで走って行く。時刻表は、このスピードが加味されて作られているのだろうか。私はこの速さに驚くが、韓国の人から見れば日本のバスは徐行しているようにしか見えないだろう。 ダムから少し行った所にまた大きな橋があって、渡った所に集落がある。江村駅だ。数人降りた。 この後、山間の道を進み、右折して滝の方へ入って行った。 ![]() 正面に入村料のチケット売り場があった。ここでチケットを買ってムンベ村への道を尋ねてみる。 入口を間違えると大変な事になるからだ。小窓の中から指をさしてあっちだと言う。確かに山道に続いているようだが、その道を登ると滝へ出るのか、ムンベ村へ行けるのか不安があった。 その様子を察してか、小屋から出てきてこっちだと言うように歩いて行った。 それにしても韓国のアジュマは何故こんなにも声が大きいのか。私は先生に怒られて職員室へ連れて行かれる生徒のような心境だ。 時々振り向いてまだ何か言っている。慌ててその後を追っかけて行った。そこには入山用のゲートがあった。そこの人と何やら話している。この日本人がムンベへ行きたいらしい、とか。 ![]() 早速、そのおでんを何本か食べた。アジョッシはおでんのダシ汁を紙カップにたっぷり入れてくれた。 雪の中では、このスープが何とも言えない位美味しい。やっと一息ついた。その店で温かい缶飲料も買って出発した。 山道を歩く。あたり一面雪景色。足下の雪は踏み固められてはいるが滑るようではない。小川は凍りついている。シーンとしている、物音がしない。静寂の中、自分の靴音だけが聞こえる。 そんな山道を20分程歩いただろうか、正面に大きな滝が見えてきた。滝と言っても凍りついた巨大な氷の塊だ。この氷壁、クライマーには人気のようで案内書にも出ていた。。 ![]() 私は滝を堪能し、右側のムンベマウルへ向かう急な登山道を登る。グループは滝のすぐ下まで行ったみたいだ。 かなり急な坂である。ゆっくりしか歩けない。曲がりくねった道に一歩づ足を進めていると、目の前にあのグループが現れた。何と滝のすぐ横から登るもっと急な道を選んだみたいだ。急な上に雪道だし滑ったらどうするのだろう。 人の心配をよそに大声で話しながら、どんどん登って離れて行った。私はと言えば、ゆっくり同じペースで、崖から滑り落ちないように張ったロープを掴んでへっぴり腰だ。 30分以上歩いてやっと峠に着いた。閉まっている売店みたいな小屋があった。 峠の茶屋みたいだが、こんな雪の中では営業は出来ないのだろう。ここからは下り坂、有難い。すいすい歩ける。一気に少年になった気分だ。 ![]() 雪の中の畑に作物は無い。静かな寒村の風景だ。時折犬の鳴き声が聞こえた。 民家は点在していた。りっぱな瓦屋根の伝統家屋はあるのだが、さすがに藁屋根の家はなかった。今までの民俗村のようではない。 特別なものは何も無いこの場所でも、韓国の人達にとっては、静かな故郷の情緒を感じるらしい。 私も隅々まで歩き、この村の持つ魅力を堪能した。 下り道は楽だった。ロープをしっかり掴んで、滑りさえしなければ大丈夫なのだ。登山口まで帰って来ると、朝のアジュマが大声で話しかけてきた。少し話したた後、にっこりしてさようならと言った。 50−1のバスはすぐには無かった。50番があと20分で来る。 これから新南(シンナム)へ行きたいのだが、50番だと一旦街へ戻って乗り換えになる。50−1は新南経由なのだ。それでも、ここは寒いから50番に乗ってしまおう。 明洞まで戻ってきた。マックへ行ってビッグマックのセットを食べる。14時までは3割程度安くなっている。この店はさすが観光地のど真ん中にあるだけに、レジもスムーズだ。そして英語っぽく話してくれる。 トゥシゴカシルコエヨ?(ここで召し上がりますか)とは言わない、eat here?だ。 ![]() 市内バス1番で新南へ向かう。ここにはドラマ”簡易駅”の舞台となった新南駅がある。ただ現在の駅名は地元出身の作家に因んで金裕貞駅に変わっているのだが。 初めて韓国に行った時に味わった情緒が、あのドラマにはあった。そんな新南駅を訪ねてみたかったのだ。 バスは南春川駅を通って線路沿いに進む。電鉄線の高架との間の狭い道だ。 韓国の市内バスは、イボン○○、タウム○○、と、次のバス停とその次のバス停を同時に放送するのだが、そんな親切な心配りに反して、更に一つ乗り過ごしてしまった。 普通の田舎だ。周りは畑地になっている。少し付近を歩いてみた。 ![]() 車が接触しそうな位の傍をすり抜けて行く。雪でぬかるんだ道を、車に気をつけながら歩いた。 どうにか新南駅前まで戻って来た。駅舎は当時のままのようだ。 ドラマに出ていたような小さな小屋もある。長いプラットホームもそのままだ、雰囲気が伝わってくる。 しばらく眺めているとムグンファ号が通り過ぎて行った。 ここには半分の列車しか停車しない。まさに簡易駅だ。線路の向こう側には、複線電化の為の新しい線路が作られている。 列車に情緒を感じられるのも、もうしばらくの間だけなのだろう。 駅前をまっすぐ歩き金裕貞文学村へも行ってみた。藁葺きで古風な屋敷になっている。金裕貞の生家を復元して展示館を設置したものらしい。ただ残念な事に、私は彼の作品を読んでいない。だからコメントの仕様がないのだ。 ![]() 横に置いてあるトレーには山盛りだ。女性がそれを買っていた。気になって見ていたら、欲しそうに見えたのか、買っていけと言ってる。それじゃ、と店内に入った。しばらくTVを見ていると、アジョッシが一皿持ってきた。 これにこれを入れて・・と、タレを自慢げに作ってくれた。酢と醤油に粉唐辛子を加えたみたいだ。 すっかり食べ方まで教えてもらった。皮はカリカリで中には春雨が入っていた。量も多かった。 何となくパンが食べたくなってパン屋を探した。ロータリー近くの大通りにきれいな店があった。勢いよくドアを押して入って行くと、もう夜なのにやたらと在庫が多い。棚全部が埋まっている。 パン屋スタイルの男性と女性の従業員がパンを見ながら何やらコソコソ話している。客が少ないのを嘆いているのか、はたまた作り過ぎを反省しているのか。深刻な面持ちだ。 乾燥を防ぐため殆どビニール袋に入れてある。外見とは違ってちょっと心配な店だ。私はこの店に入った事を反省しながら、でも2個買った。帰り道、ファミマに寄って飲み物も買った。 パンの一個には、中に餡の餅が入っていた。大変珍しい。餅の部分は甘くて美味しい。ただパン生地はパサパサしていて、とても美味しいと言えるような代物ではなかった。 素人ながら、何か指導にでも行きたくなった。 10 やはり春川はダッカルビ 10時まで宿に居た。昨日の山登りで少し疲れていた。外に出ると風が吹いていて冷たい。 昭陽ダムまで行って、その後マックッス博物館で、クッスの作り方でも学ぼうかと考えていた。 でも、この天気じゃ、ダムへ行けば凍り付きそうにも思えた。止めよう、決断は速い。風邪でもひいてしまってはこれから先が大変だ。 やって来たのはマック。ソーセージマフィンを食べる。とにかく暖かい所がいい。かなりしぶとく座っていた。 店内が騒々しくなった。何なんだろうと見たら、中国人の女の子の集団が一斉にトイレに入って行った。トイレを借りにきただけみたいだ。すぐ出て行った。休憩し過ぎた、もうすぐお昼になる。 ![]() そう思ってはみたものの、何か惹かれるものもある。そっと矢印の方へ行ってみた。学校に遅刻した二人が塀を乗り越えるシーンに使われた塀があった。 その前には何と脚立が置いてくれてあるではないか。人が来ると、オソ、オソと呼び止め、ちゃっかりグッズを売る店もある。 この西地区を歩くと、冬ソナ観光ツアーの一員になってしまいそうな雰囲気だ。 タルトンネを探して坂道を上って行くと、また案内板があった。マイクロバスも停まっている。今度は何だ。チュンサンの家と書いてある。そしてその横の狭い路地が、ドラマの冒頭、ユジンが走って出てくるシーンの場所だ。 しばらくあっちこっち歩きタルトンネも見つかった。 この辺りには、冬ソナロケ地は他にもいっぱいあるみたいだった。犬も歩けば、ここでは冬ソナの案内板に当ります。 ![]() やはりこちらは、とっても暖かい。この地下街は中央ロータリーから中央路と南部路に伸びている。そして、地上の起伏のまま、ロータリーから南部路は坂になって下っている。途中の休憩所には、ハラボジがあっちこっちで座っていた。のどかな光景だ。 自販機で例のコーヒーを出した。甘いミルクコーヒー。普段は絶対に砂糖入りは飲まないのだが、韓国ではこればかりだ。何故かこれが美味しい。 ダムに行かないとなると予定が消えてしまった。ダッカルビ通りで食事をする。一昨日の店へは行かず、一番混んでる、明洞イルボンジへ行った。 ![]() 歩き方には日本語が通じる、と書いてあったが、誰一人話せる人はいなかった。 テーブルの真ん中には、丸くて浅い鉄鍋がセットされている。座るとすぐ、ガスに点火したみたいだ。イリンブン(1人前)ジュセヨ、と注文した。この種の店は2人前からが多いから、一人旅では敬遠してしまうのだ。 店内は女性従業員が5名働いている。その人達は絶えずテーブルを見回りにきて、焼け具合を見て肉と野菜を混ぜていっている。 鍋が温まった頃と思ったら、具材を載せただけで他へ行ってしまった。しばらくすると鉄板に広げ又行ってしまう。 ![]() 今度はエプロンを持ってきた。未だ焼けてないのだが、ちょっと着けてみた。 エプロン着けて焼けるのを待っている、この姿はどうなんだろう。周りを見渡すと、誰もエプロンなんぞ着けていないじゃないか。凄く恥ずかしくて、慌てて取り去った。 アジュマが最後のヘラを入れた後で、焼けたから食べるようにと、顎で言っている。 鍋の中には、鶏肉にキャベツ、餅のスライス、さつま芋のようなものが入っていた。サンチュに包んで食べた。餅も芋も所々が焦げていて香ばしくて美味しい。 ソウルの新村で食べた時は、途中でご飯を加えてチャーハンにしてくれたが、ここは別注文のようだ。 隣の人もこれだけ食べている。だからここではマックッスなのか。何となく流れが分かってきたような気がする。 ![]() 暖かい地下街へ入り、再びコーヒーを飲んだ。 その後、市場に行って餅と韓国版赤飯のようなのを買った。そしてコンビニではコーンのお茶とクッキーを買って宿に帰った。やはりオンドルは暖かい。 TVにはヘリョンが出ていた。人気なのか今まで何度も見た。こちらもバラエティ番組が多いようだ。ストーリーが分かっている古いドラマを見ながら、ごま油のよく効いた赤飯を食べた。 TOPへ 戻る 次へ |
![]() 春川明洞の通り。 ![]() 春川中央路の地下街。 ![]() 春川地下街の案内板。中央路から南部路へと続く。 ![]() 春川湖畔と昭陽第二橋。 ![]() 夕暮れの昭陽河で戻らぬ人を待ち続けた若き乙女の像。 ![]() 九曲の滝 滝の水は凍りついて巨大な氷の塊になっている。 ![]() ムンべマウルまでの、雪に覆われた山道。 ![]() 国鉄京春線、新南駅舎の線路側。 ![]() 国鉄京春線、新南駅舎正面。(現在は、金裕貞駅に改名されている) ![]() 新南駅近くを走るムグンファ号。 ![]() 中央路の雑貨屋。暖房器具が歩道まではみ出して展示されている。 ![]() 冬ソナのロケ地。 春川第一高校の塀。遅刻した2人がよじ登るシーンだ。脚立の前にはグッズを売る店が。オソ、オソと声をかけられる。 ![]() 冬ソナの冒頭シーンに出てくる路地。再開発地区のようで、取り壊されそう。 ![]() ダッカルビの素材が用意された。何度もヘラを入れて焼いてくれる。 |