メ コ ン の 流 れ と と も に 10 |
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1.フアランポーン駅で荷物を預ける ホテルを10時過ぎにチェックアウトする。大通りからピアまで歩き、今日は渡しに乗った。チャオプラヤー川を横断し対岸のサートーンへ。 波止場からはチャルンクルン通りまで、高架下を歩いて行く。真っ赤なソンテウが満員の乗客を乗せて ![]() ![]() オレンジ色だが窓開きのバスに乗った。3.5バーツだ。チャルンクルン通り(ニューロード)を走り、やはりフアランポーン駅へは寄らず一本手前の道から中華街の方へ入った。慌てて中華門を過ぎた辺りで降りる。すぐ近くにワット・トライミットが見えた。ここから駅までリュックを引いて歩く。 駅の隅の方にある手荷物預かり所でリュックを持って行く。書類にサインして片券を貰った。「この紙と引き換えだから」と念を押される。1日70バーツ。こ ![]() ここではやはりフードコートへ行かなければ。私にとっては、バンコクで一 ![]() このフードコートの混み具合もちょうど良い感じだ。細長い場所だがテーブルもたくさん置かれているから、必ず座れる。Fundも2カ所あり便利だ。 2.MRTカードが復活、スクンビットへ しばらく休んだ後、MRT駅へ向かう。MRTのカードには78バーツ残金があったが、そのまま改札機は通れず、案内所で復旧手続きをしてもらった。BTSはダメだったが、こちらのカードはすぐ使えるようになった。 ![]() ![]() ところが地上に出ると何と雨が降っていた。それもスコールのようなものでなく、しとしと降ってすぐには止みそうにない。それに風も強い。雨の当たらない通路は途中で切れていて、プロムポンまでは進めない。仕方がない、とりあえず近くのExchangeビルの中に入った。 雨でも過ごせる場所を、と考えると、オンヌットのテスコ・ロータスが頭に浮かんだ。あそこならBTSの駅と直結だから雨に濡れずに済む。 と言う事で、今度はBTSに乗ってオンヌットへ向かう事にした。 窓から眺めると、プロムポンの北側は再開発中で巨大な鉄骨が組み立てられている。プラカノンから水路までの辺りはちょっと汚く、建物も汚れている。フィリピン系の人が多い地区だ。 ![]() ![]() テスコでは買いたい物もあったのでちょうど良かった。店内は広くてきれい、客数も多く繁盛している。先ずは、蚊よけスプレー、それとカレー類のペースト、それに簡易食のシリアルバー等。グリーンカレーのペーストを探すと、やたらと種類が多い。他にレッドカレーとかカントリースタイルのカレーとか、いっぱい買ってみた。蚊よけはドラッグコーナーと思っていたが、普通に日用品のゴンドラに並んでいた。トイレも明るく掃除が行き届いてピカピカだ。し ![]() ![]() 再びBTSに乗り、プロムポンで降りた。久しぶりに日本人の多い地域を歩く。大手企業の駐在員達は、この北側と南側の高級アパートやマンションに住んでいるようだ。 フジスーパーに入ってみた。チョッと狭いが、ここでは日本の食品が殆ど揃う。以前設置されていた、趣味の会のお誘いとかの掲示板はなくなっていた。鯛焼きの店や、おにぎりに惣菜の店があったり、とても日本的な雰囲気がする。 そのままBTSに沿ってアソークまでずっと歩いた。この高架下の道は、一度だけ、チッドロムからオンヌットまで歩いた事があった。 アソークに着きMRTの乗り場へ行くと、入り口で、先ず手荷物検査がある。空港にあるようなゲートをくぐると、今度は係員がライトを当てる。警報が鳴った人は内容のチェックだ。こんな装置が無かった頃は、荷物を開けて中を全部見せていた。 プラットホームには、白人女性のバックパッカーがいた。身の丈もあるような大きなリュックを担いでいる。顔は小さいが腰は樽のようにがっしりしている。何とも逞しい。 3.ノンカーイ行き北東線列車、車内はまるで冷蔵庫だ フアランポーン駅では時間がたっぷりあった。あちこち店を見て回ったり、ベンチに座って休んだりするがとても暇だ。そしてコンビニでパンや飲み物を買った後、荷物を引き取りに行く事にした。 プラットホームに出ると、11番線にはディーゼルカーが止まっていた。この列車が出発した後、ノンカーイ行きが入線する筈だ。しばらく待った。発車は1 ![]() この列車、EXPRESS 77 はノンカーイ行きで、ウド ![]() 2等車は冷房が効き過ぎていてかなり寒い。私は半袖シャツと短パンだ。慌ててセーターを取り出した。数日前、チェックした時は2等車は窓が開いていて、冷房が入ってないと思っていた。 座席は簡単なリクライニングになっていて座ると後ろへ倒れる。ビニール張りのシートだが座り心地は悪くない。 プラットホームの鐘が鳴ってから、しばらくしてノンカーイ行きが出発した。19時ちょうど。18時35分より25分遅れての発車となった。車内では何の放送もなく静かに動きだした。2等車輛の乗客は10人ばかりで空席だらけだ。 ![]() ![]() そして20時10分に検札がやって来た。アユッタヤーには20時30分に到着した。その後も次々と停車を繰り返しながら進んで行く。 21時5分サラブリ駅。駅の手前には大きな市場があって、こんな時間でも明々と照らされ賑わっているのが見えた。 通路を車内販売が数十分毎に通って行く。最初は弁当だったが、何度も商品を入れ替えての販売だ。殆どが寝静まった車内でもやって来る。そしてちょっと目覚めた客が買い物をしたりするようだ。 殆どの客は2つの座席を一人で使い楽な姿勢をとっている。冷房温度の事を除けばこの2等車かなり快 ![]() 私は、買ってあったパンとシリアルバーを食べた。駅のコンビニで買 ![]() 椅子の座り心地は良いのだが、なかなか眠れない。 レールの隙間か枕木なのか、所々でかなり上下に揺れる。メークロン線のように沈む感じではないが、ガタンガタンと鳴るのだ。チェンマイへの列車の時もこの程度は揺れたから、こんなものなのだろう。 鉄道でノスタルジックを味わうにはタイ国鉄はとても良いと思う。夜行列車も多く運行していて、真夜中でも駅員がライトを振って合図をする。機関車に引かれて走る昔ながらの客車。1等から3等まで、全く日本の昔のままの姿がここにはある。 0時30分に着いたナコン・ラーチャシーマではしばらく停車し、何人もの物売りが大声をあげながら車内に入って来た。西へ向かって走っていた列車は、この分岐駅から北へと大きく方向を変える。 Topへ 前へ ◀ ▶ 次へ |
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