メ コ ン の 流 れ と と も に    3
クアラルンプールからバンコクへ
タイ 1    1月18日 (水)
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1.クアラルンプールLCCTからバンコクへ

荷物をまとめ、8時30分頃にチェックアウトする。インビ駅まで歩きモノレールに乗った。
KLSentralの地上階はまだ工事中だ。なかなかモノレール駅の大通りから先が繋がらない。埃っぽいトモノレールインビ駅ンネルになった通路を歩く。LCCT行きのバスをチェックしておこうとしたら、切符売りのおじさんがしつこく付きまとう。
ところがその人が言うには、道路沿いで火事があり、乗り場が変更になったそうなのだ。上のKLIA行きと同じ場所になっているとの事だ。
大切な情報を得て、エスカレーターでメインフロアへ上った。
辺りをチョッとぶらぶらと歩いてみる。そして奥の方にあるカットフルーツや飲料を売る店で、袋に入ったスイカを買った。

バス乗り場に行くとAEROBUSが停まっていて、今にも出発しそうな雰囲気だった。急いで入り口にいるおじさんから切符を買って乗り込んだ。車内はほぼ満席だ。このバスは10時15分発のようだが12分に出発した。先に切符を買わなくて良かった。どのバスに乗れるか分からない。

高速道路を突っ走ったバスは、ほぼ1時間でLCCTへ到着した。
S列のバゲッジカウンターへ荷物を持って行くと、「ここではなく、R3~R8の方へ」、と言われる。このエリアに入るにはX線のチェック機を通すようになっている。そしてR4のカウンターで荷物をドロップオフ。搭乗券のコピーとパスポートを見せてすぐ完了した。AirAsia便は殆どの乗客がセルフチェックインを済ませているから、荷物を預けるだけなので混雑しない。
搭乗する飛行機までの誘導路それにしても、あのカウンターはどう違うのだろう、(帰国の時はRの方ではなかった)よく分からない。

イミグレーションではパスポートと指紋をチェックする。
バンコク行きは『T-4』、だが、飛行機がすぐ横に来る訳でもないから、番号の並んだ搭乗口の間隔は狭い。
待合所は各便共通の広い空間になっている。ただ、奥の方にはガラスで仕切られた特別な搭乗口もある。

免税店も何カ所かあるのだが、待合所の隅にあるのは酒とかチョコレートが殆どで、しかも高価な物とかセットになった物しか置いていない。
待合所には、コーヒースタンドに、サンドイッチとスナック類を売る店、みやげ物店、コンビニなど、何店かが配置されている。
私はサンドイッチとパインジュース、それにコンビニで水を買った。
表示板を見たり、外の飛行機の方を見たりしながら過ごしていると、急にT-4に表示されていたバンコク行きが消えて、T-10の方に表示が出た。どれも近いからぐるっと見渡せば分かるのだが、変更の案内とかは出ない。時々チェックしてないと慌てる事になる。
日本語での放送があって、関西空港行きの出発があるみたいだ。ロンドンとか関西とかは、奥の仕切りのある待合所からの搭乗となるようだ。
LCCTのAirAsia機13時25分頃T-10のゲートが開けられた。ボーディングパスは自宅でコピーし、チェックインの時に使ったコピーだけだ。関空では荷物を預けるとボーディングパスを別にくれたが、ここではコピーが全てだ。
係員はこの用紙を半分に折り、バリッと破いて片方を戻してくれる。搭乗する場所を示す番号はF54になっていた。

ターミナルビルを出て白線の通路に沿って歩いて行く。途中にF番号のレイアウト図が表示されていた。前の方から歩いて来る到着便の乗客とすれ違う。人の列について行けばいいのだが、何度か矢印と番号をチェックしながら歩いた。
F54のタラップ前では、係員の女性が半券をチェックし座席番号に赤いマークを入れた。
機体はそのまま前に進めるように駐機してあると思っていたが、出発する時トーイングカーで押し始めた。AK-838便は定刻に出発した。機内は狭く、シートは3-3(関空便は3-3-3)になっている。前の席には関取クラスの白人2名が座った。搭乗率は70%位のようだった。

上空ではすぐタイのイミグレーション・カードが配られ、続いて予約注文の人には食事も配り始めた。その後、飲み物販売のカートがやってきた。コーヒーのいい香りが漂っているが、インスタントの袋を破ってお湯を注いでいるだけだった。2時間しかないので販売員も何かと急いでいる。免税品の販売もある。


2.スワンナプーム国際空港はとんでもない混雑だった。

バンコクのスワンナプーム空港に到着し、一斉にイミグレーションに向かって歩いて行ったのだが、途中で≪↑③≫と≪→②①≫の分岐があり、私は③の方へ行って並んだ。これが大失敗になってしまう。
私の列は、最初は横に5~6列で、入り口では1列になっていた。これだと殆ど前に進まないのだ。入国には1時間以上かかってしまった。LAで3時間以上の経験もあったが、タイではこんな混雑初めてだ。
荷物のターンテーブルへ行くと、この便の荷物は終了していて、ベトナム便が回っていた。係員に聞いてみると、5~6個の荷物がその横に並べて置いてあった。自分のを見付けて、早々に出口へ向かう。
1階のフードコートで食事をしようと思っていたのだが、遅くなってしまった。もうこのまま宿に行く事に決め、エアポート・リンクの乗り場を探した。案内板に沿って歩いて行くと、地下に真新しいプラットホームがあった。
そして乗り場にはブルーの各停が停まっていた。自販機で『ラムカムヘン』、までのトークンを買った。



3.市内バスでクロントゥーイの宿へ向かう

宿は今回初めての、『民宿日出』だ。日本人には便利なゲストハウスと言った触込み。ここは以前ネットで見てチョッと気になっていた。そして出発前に予約を入れておいた。日本で予約を入れたのは、航空便の出発と到着が決まっている場所だけだった。しかも場所がはっきり分かっていて迷わずに行けるのを基本にしていた。

エアポートリンクは初めてだった。ラムカムヘーン駅で降りるのには注意していたつもりだが、マッカサン駅まで乗り過ごしてしまった。慌てて下をまわって反対側のホームへ移動する。どうも発音がラムカムヘーンとは聞こえなかったのだ。
それでも無事ラムカムヘーン駅へ到着。プラットホームは随分と高い位置にあり、エスカレーターもなく、荷物がやけに重く感じられた。

鉄道の高架橋と交差するラムカムヘーン通りへ下りて、バス乗り場をさがす。この通りの交通量は多い。バス停は近くすぐ分かった。ここから乗るのは109か115だ。しばらく様子を見ていると、いろんな番号のバスが通過して行く。109も115も通って行った。そして次の109が見えた時慌てて手をあげた。
車掌がやってきて8バーツと言う。20バーツ札を渡した。お釣りは紙幣でくれると思ったのに硬貨を渡された。一瞬何か間違っている気がした。車掌に、「チョッと」、と言ってみたが、よく見ると10バーツと1バーツ2枚だった。どうもまだ一桁違いのマレーシア通貨の感覚が残っているようだ。
その車掌に「クロントゥーイのテスコ前で降りたい」、と言っておいた。しばらく走って、運転手と車掌が「ここだ、着いたぞ」、と言う。でも車内から辺りを見るとどうも感じが違うのだ。何度も念をおして降りた。道幅も狭く感じるし、テスコの前にカルフールがない。それでも、ここで合っているみたいだ。テスコの横の路地を入ってしばらく行くと『民宿日出』の看板を見つけた。

クロントゥーイのテスコ2階に上がり、チェックインに向かう。タイ訛りの日本語を話すスタッフが応対してくれた。初めての人は、とパスポートのコピーと写真を撮った。エアコン付き、シングル、3泊を頼んだ。日出の予約サイトは現地での現金払いだったので、ここで部屋代とキーデポジットとWi-Fiの代金を支払う。Wi-Fiは日別のPWをくれた。細かいな。
部屋に荷物を置くとすぐ出かけた。と言うのも、本来空港1階のフードコートで食事をするつもりだったのだが、イミグレーションが異常に長引いてしまったから食べるのを諦めていたのだ。

先ずは食事だ。テスコ向かいのカルフールはとっくに撤退してしまったそうだ。その跡にはBigCが入居していた。カルフールのフードコートは、広くてメニューも多く果物もいっぱいあったから残念だ。BigCには奥の方にひっそり小さいフードコートがあった。



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KLSentral付近はビルの建設ラッシュ。JL.TunSambanthan沿いには巨大なビルが建てられている。

LCCT側から見たKLIAのターミナルビルと管制塔。

LCCTからは、AirAsiaの各方面行きの便が頻発している。
クロントゥーイのBigC
クロントゥーイのプラ・ラーム4沿いにあったカルフールは撤退し、ビッグCになっていた。